最近、ACPの記事が多くありますね。
国は多死時代を迎えつつある日本の現状を打開するために、地域包括ケアシステムを構築し、ACPの普及に躍起になっているようです。
とはいえ、ACPという言葉も「人生会議」という言葉も、一般の人には全く普及していませんでしたし、一部の医療関係者以外介護職でも意味が分からないという人はたくさんいるのだと思います。
そこで、吉本興業に大金をつぎ込んで小藪を起用してポスターを作成したわけですが、これが大炎上し朝からメディアを騒がせました。
あまりの講義に国はこのポスターをひっこめたわけですが、皮肉なことにこの騒ぎのおかげでACP「人生会議」という言葉がいきなり脚光を集めることになりました。
ある意味、普及という意味では大成功だったわけです。医療関係者は、比較的肯定的な人が多いと思う小藪のポスター。私的にも悪くはないと思うのですが、やはり一般的に『死』に対して恐怖や不安のイメージが強く、レディネス(心の準備)ができていない状態での『死』を意識したポスターは受け入れがたかったのでしょうか。
実際にはAPCは「どう死ぬのか?」ではなく「どう生きるのか?」を考えることなのだと伝えなくてはならないので、表現としてはストレートすぎたの?かもしれません。
で、そんな心の準備のために、楽しくACPを理解するためのツールがもしバナゲームです。
「もしも自分の余命が、あと半年と知った時・・」自分はそれまでにどんな準備がしたいのか、何を伝えたいのか?最後の時までどう生きるのか?改めて、自分が何を思ってきたのか、何が必要なのか、意外な自分の本心が分かることもあります。
一度、どこかで手に取って、体験してみてくださいね。