コラム

マスク不足とエタノール不足

世の中、コロナウィルス感染症恐怖症で異常な買いだめに走る人々と、そこに便乗して金もうけに走る輩のおかげで、必要なものが必要な場所や人に行きわたらなくなっています。

毎日マスクパトロールとか言って、一日中薬局を回ってはマスクを買いあさっている人、早朝から長蛇の列で毎日どこかでマスクを手に入れては、たぶん押し入れに使いきれないマスクの箱を積んでいる人、きっといっぱいいるのでしょうね。その中には、そのマスクをネットで法外な値段で売っている人たちもたくさんいます。ひと箱1万円のマスクでも買う人がいるので、いくらたってもこういう輩は減りません。国が、規制をする必要を感じていないのか、そこは野放し状態です。そんな中、病院でさえもマスクが足りない状況です。医療現場の人が感染予防を図れないで、どうして終息するのか、国の後手後手さにはあきれてモノが言えません。まして、シングルや共働きのママが、学校や幼稚園の閉鎖で働くこともままならない・・。ただでさえ、人手不測の現状感染予防もできないしで、この国の未来はどうなっちゃうんでしょうか?

そんな中、私たち在宅現場の医療・介護職はマスクの調達は至難の業となっています。今、入院も難かしくなっていて、在宅で療養せざる得ない人がたくさんいるのに、そこに訪問する人たちの安全が守れない現状があります。

消毒薬は、エタノールがなければ次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水をつかうなど代用が聞きますが、マスクはどうでしょう?在宅医療のスタッフが、マスクなしで来たらどうでしょう?キッチンペーパーのマスクでいいのでしょうか?

日本という安全で清潔な国は、張りぼてだったということになってほしくないなと思います。